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4. アプリケーションの使い方

4.1 Windows 95 および Windows NT 用アプリケーションの使い方

Windows 95 および Windows NT 用アプリケーションとしては WVCTEST.EXE が用意されています。WVCTEST.EXE は、キャプチャした画像をリアルタイムに画面表示するソフトウェアです。実行ファイルは付属ディスクに含まれていますが、付属ディスクをお持ちでない方は アルゴクラフトのホームページから入手してください。

Windows 95 上で WVCTEST.EXE を実行すると、まず「Property - Video Source」というタイトルのダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、次の項目が設定可能です。

Windows 95 では、次に「Property - Video Format」というタイトルのダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、次の項目が設定可能です。

Windows NT 上で WVCTEST.EXE を実行すると、まず「Video Source」というタイトルのダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、次の項目が設定可能です。

Windows NT では、次に「Video Format」というタイトルのダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、次の項目が設定可能です。

以上の設定を終えると、新たにウィンドウが開いて、キャプチャした画像がリアルタイムに表示されます。ウィンドウにフォーカスのある状態でキーボード上の適当なキーを押すと、メッセージボックスが開いてキャプチャ速度の統計値が表示されます。WVCTEST.EXE を終了するにはウィンドウを閉じてください。

(*1)

入力画像全体を 640 × 480 と考えて大きさを指定します。

(*2)

キャプチャの範囲より大きい値を指定することはできません。

(*3)

Windows 95 上では「32 bit / pixel」を選択すると 480 × 360 以上の大きさは指定できません。

(*4)

ほとんどの場合、入力信号の種類は自動判別されます。

(*5)

現在のところ Windows NT 上では、キャプチャの範囲は常に表示する画像の大きさと等しく、別個に指定することはできません。

(*6)

現在のところ Windows NT 上では 320 × 240 より大きい画像を正常にキャプチャすることはできません。320 × 240 より大きいサイズは指定しないでください。

(*7)

YUV はそのまま画面に表示できる形式ではありませんので、選択しないでください。

4.2 Linux および FreeBSD 用アプリケーションの使い方

Linux および FreeBSD では、vctest、xvctest および xvctest2 の 3 つのアプリケーションが用意されています。各アプリケーションの機能は次の通りです。

vctest

入力の 1 フレームをキャプチャし、標準出力に Raw PPM 形式で出力します。

xvctest

キャプチャした画像を X Window System 上でリアルタイムに表示します。

xvctest2

xvctest と同等の機能を持ちますが、パラメータの設定は GUI で行います。

各アプリケーションのコマンドライン書式は次の通りです。

各引数の意味は次の通りです。

size_x および size_y

出力する画像の大きさを指定します。

color

0 を指定すると 1 ピクセルあたり 65,536 色、1 を指定すると 1 ピクセルあたり 16,777,216 色でキャプチャを行います。xvctest および xvctest2 では画面の色数によって自動的に決定されるので指定できません。

view_x および view_y

入力画像全体を 640 × 480 と考え、キャプチャする範囲の大きさを指定します。

mono

0 を指定するとカラー、1 を指定するとモノクロームでキャプチャを行います。

src

キャプチャする入力の番号を 0 以上 5 以下の整数で指定します。

bri

0 以上 255 以下の整数で明るさを指定します。

con

-128 以上 127 以下の整数でコントラストを指定します。

sat

-128 以上 127 以下の整数で彩度を指定します。

-h

偶数フィールドのみで 1 フレームとします。キャプチャ速度と画質が向上しますが、キャプチャできる画像の高さが半分になります。(通常は偶数フィールドと奇数フィールドを合成して 1 フレームとします。)

各引数の値には次のような制限があります。制限を満たさない引数を指定すると、アプリケーションはエラーを表示して終了します。

以下に各コマンドの実行例を示します。

% vctest 640 480 1 640 480 0 0 192 64 64 > vctest.ppm
vctest: capture start
vctest: capture end
vctest: 59982 microseconds
% xv vctest.ppm
% xvctest -h 320 240 640 480 0 0 192 64 64
12.662 secs, 42 delays / 365 frames, 28.827 fps
% xvctest2 -geometry +100+100

Linux ではその他に、svgalib 版のアプリケーション svctest が利用可能です。svctest のコマンドライン書式は次の通りです。

各オプションの意味は次の通りです。

-c

16,777,216 色でキャプチャおよび表示を行います(通常は 65,536 色)。

-h

偶数フィールドのみで 1 フレームを構成し、320 × 240 の解像度でキャプチャおよび表示を行います(通常は 640 × 480)。

source

キャプチャする入力の番号を指定します(0 以上 5 以下)。


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